8年半連れ添った文鳥が亡くなってから1ヶ月が経った。ふとした拍子に寂しさは湧いてくるものの、ようやく小鳥のいない暮らしにも慣れてきた感じがする。
亡くなった前後のことは↑の記事に書いている。その後の片付けや火葬のことを少し書いておく。
(※注意: ペットの亡骸に関する記述があります)
家族から連絡を受け、家に戻るとぴぺは餌箱に落ちた状態で息を引き取っていた。
連絡を受けてから家に着くまで1時間ちょっとかかったのだが、その間に身体は少し冷たくなっていて硬直が始まっていたようだった。力のない身体を手に抱くとはいつもよりも重く感じ、亡くなったという事実が胸に突き刺さる気持ちがした。
その日は雨で湿度の高い日だった。腐敗するのは避けてやりたかったので長財布の外箱にキッチンペーパーを敷いて入れてやり、2階にある予備の冷蔵庫で安置してやることにした。
生前から別れの日のことは考えていて、亡くなったらまず鳥かごを解体し綺麗にしようと決めていた。家主のいなくなった鳥かごを毎日見るのは耐えられないと思っていたから。片付けをしているとその間は悲しさで頭がいっぱいにならずに済むような気がしてひたすらに作業に集中していた。
1時間ちょっとで作業が落ち着いたあと、今度は亡骸をどうしようかということを考え始めた。持ち家なので庭に埋めてやってもいいと思ったのだが、ふと近所に住まうノラ猫のことが頭をよぎって、火葬で見送ってやることにした。
火葬
火葬で調べたサイトでみつけたところに電話をかけたら、近所のペット火葬をやっている業者を紹介してくれるという。
すぐに折り返し火葬の業者さんが電話をくれて、日程の調整をするのだが、なんと「今から2時間後にいけますよ」という。あまりのスピード感にやや面食らったが、早いこと済むならよいだろうと思いそのまま火葬をお願いすることにした。
お花や少量のエサを一緒に棺桶に置けるというので、火葬の見送りのための花を慌ててコメリに買いにいった。

その後連絡通り電話から2時間経った頃に火葬業者さんが来てくれた。たぶんキャラバンだと思うけど、小型の焼却炉を積んでいて小さい煙突がついていた。

後部ドアを開けるとそのまま焼却炉の入口みたいになっていて、そこでペットを預けることになっていた。小鳥を乗せる用の小さな箱を用意していただいててそこに亡骸を乗せるのだが、少しの間お別れの時間をとってくださった。
買ってきた仏花の花の部分だけをのせて飾ったり、好きだったエサを口元に置いてやったりした。
真っ赤だったくちばしは色を失い白くなっていた。身体も冷たかったけど、ふわふわの羽毛の感触だけは生前のままで不思議な触り心地だった。鮮やかな花に囲まれた小鳥はとても満足そうな表情で眠っているように見えた。生き物の美しい最期だと思った。あまりの美しさと儚さに涙が出て、夢中で冷たい頭を撫でていた。
お別れを終えたあと、焼却炉に納まって、キャラバンの扉が締められた。近所は住宅街なので迷惑にならない場所に移動して焼却作業をするという。そのままぴぺを乗せたキャラバンは出発していった。
共同墓地で引き取るプランだとそのままここでお代を払っておしまいらしいが、自分はお骨を返していただくプランを選択していたので、その後3-40分ほどで引き返してこられた。(ちなみにお骨拾いの立ち会いはお願いしなかったが、これも希望すればやらせてもらえるらしい)
骨壺をかわいらしい入れ物に入れた状態で返していただけた。
その後火葬費用をお支払いしすべて終了だった。Airペイかなんかのシステムを使っておられてキャッシュレス決済にも対応してたので、いつもレジでするみたいに携帯でピッとしてお支払いした。なんか葬式の代金払ったという感じがしなくて、すごい合理的と言うか今風だなと思った。

貰ったお骨は鳥かごの跡地につくった簡易な仏壇に飾ってある。処遇はまだ決めていないけど、夏休みにちっちゃい花壇をつくってそこに埋めてやろうかな。
火葬をお願いしたのは完全に勢いではあったけど、心のチェックポイントにはなった気がして、やってよかったなと思っている。最初の数日間はさえずりが聞こえないことにどうしようもない喪失感を感じたのだけど、しつらえた仏壇・飾ってある骨壺を見ているうちにだんだんと現実を受け入れられるようになってきた気がする。