文鳥も人間の面倒をみていたのかもしれない

ペット界隈で普遍的な事象として「呼び鳴き」っていうものがあると思う。私も7年半文鳥と暮らしているが、結構甲高い声でピィピィ鳴くので(私は全然平気だけど)ノイローゼになってしまう人もいるらしい。

呼び鳴きは基本的にどの種においても「甘えたい」ときや「かまってほしい」ときに起こるもので、未熟な行動みたいなニュアンスで捉えられがちな気がする。また呼び鳴きに反応してしまうと「鳴いたら遊んでくれる」と学習してしまうので無視する方がよい、というハウツーもよく語られていたりする。私も文鳥飼育の中で呼び鳴き時には最低限様子を見るものの、あまり構いすぎないようにしていた時期がある。が、5〜6歳を過ぎても一向に止む気配はなかった。

あるときから、鳥生も折り返しだし本鳥の情緒面の充実を優先させてあげた方がよいかなぁと思うようになって、ここ1〜2年くらいは呼び鳴きにも普通に応えたりカゴの近くまでいって話しかけるようにしたりするようになっていた。そうしているうち、反応した後はすぐに呼び鳴きを止めるし、別にカゴから出して遊んであげなくても満足そうにしていることに気がついた。

ここからは想像だけど、実はかいぬしに対して、「生きているか心配だから返事しなさい!」とか「危ないから見えるところに居なさい!」とか「ちゃんといるか点呼取ります!」とか、そういうニュアンスでピィピィ鳴いていたのではないか。反応すると呼び鳴きを止めるのも、かいぬしの無事が確認できて安心するからなのかもしれない。この7年半、私が一方的に文鳥の世話をやってきたつもりでいたけど、実は文鳥サイドからしても私の面倒をみていたのかもしれない。

ああ 私は文鳥に守られていたんだなぁ

そう思うとちょっと愛おしくなってきて、首後ろの羽毛たっぷりの部分におもむろに鼻をあて、思いっっっ切り文鳥の空気を吸い込んだ。文鳥はちょっと迷惑そうにしていた。「甘えたい」「かまってほしい」のは、人間のほうだったのだろうね。

 

文鳥の過緊張性発作のこと

ぴぺ(文鳥)がこの頃発作のようなものを起こすようになった。最初に気づいたのは4月の終わりごろ。

調べていると高齢の文鳥によく起こるそうで、保定時や病院診察時などストレスのかかる場面で起こることが多いらしい(てんかんの発作とはまた異なるようだ)。ぴぺも今年で8歳だから老鳥といえる歳であり、今後も少しづつこういった老いの兆候が出てくるのかもしれない。

発作が起きると基本的には下記のような症状を見せる。

  • 開口呼吸し、目を細めて苦しそうにする。
  • かごの中で飛び回り暴れる
  • 怯えた様子で体を伸ばし、キョロキョロと周りを気にする
  • 足から一時的に力が抜ける(止まり木から落ちる)

こんな状態がだいたい2~3分くらい続き、その後は何事もなかったかのようにケロっと元気になる。「過緊張性発作」と調べて出てくる症状にぴったり当てはまっているので、おそらくぴぺもそうなのだろう。

手の上にのる文鳥

ごきげんなときの写真

ところでうちの文鳥は、かいぬしがご飯を食べていたらエサを食べ始めたり、洗い物をしていたら水浴びをはじめたりする。同じことをしていると嬉しそうにみえるので、時々一緒に食事という意味合いでかいぬしも鳥かごの横に座って夕食を食べてみたりする。

が、この間は「遊んでくれるんですか?!」とハイテンションになって上下の止まり木を行ったり来たりした挙げ句、勢い余って発作を起こしてしまった。嫌な方向のストレスだけでなく嬉しい方向のストレスでも起きてしまうのは予想外だった。本鳥は苦しそうだったので、なんだかわるいことをしたなぁ。

心臓やその他内臓の疾患が原因なこともあるそうなので、頻度をみつつ通院なども考えている。うまくつきあって、穏やかな余生を送ってほしいものだ。

がんばらないデスク環境構築

転職を期にデスク環境をリニューアルした。
計画にあたってはYouTubeのデスクツアー動画などをたくさん見ながら構想を練っていったのだが、どうもお金に糸目をつけてなさすぎで予算的にうぅ…!となってしまうものが多かった。

ので、最低限実現したい効能は求めつつ予算的にはがんばらないデスク環境構築をしたいなと考えた。本記事はその時に買ったものなどのメモ

電動昇降デスク

電動昇降デスクといえばflexispotという憧れがあった。上がり下がりさえしてくれればいいと思っていたのでEFB1という一番手頃なモデルを選んだ。
(天板は自分で選びたかったので天板なしモデルを選んだ。)

最低限の効能は十分に満たせていると感じるが、最低高さがまぁまぁの高さ(71.0cm)なのでキャスターなどつけたい人は注意かもしれない。

プライム会員セール・クーポン適用で¥17,325だった。

奥行きの広い天板

デスク幅は部屋レイアウト上120cmという制約があったが、この幅で70cm〜以上の奥行きを求めると天板を別で買うという選択肢しかなかった。

サンワダイレクトにちょうどいいサイズのやつがあったので買った。初回限定クーポンで¥10,500くらいだったと思う。

結局、EFB1と合わせて¥28,000くらいで電動昇降デスクが手に入ったことになる(IKEAの既製品よりも全然安い)。あと天板裏にサンワ製品向けと思われる下穴があいていたのだが、これがEFB1の固定穴とシンデレラフィット(?)していて組立時にめっちゃ助かった。

横幅の広いディスプレイ

もともと横長で曲面なディスプレイに憧れがあって迷ったのだけど、結局平面のやつにした。

LGは割とよくタイムセールやっている気がするけど、アウトレット品(新品)を選んだのでさらに安く¥21,500くらいで買えた。理由に「外箱の破損」と書いてあったけどどこがつぶれてるの?ってくらいきれいな箱で届いた。

色は価格なりというか、ぶっちゃけ汚いなぁ〜と感じるので、デザインとか動画制作とかやる人はもっと色再現度高いのを買う方がいいんだと思う。

充電もポート拡張もできるUSBハブ

要はケーブル1本ですべての周辺機器に繋がる手軽さが欲しかった。
必然と高機能(=高い)ものになってくるが、ここはケチると結局買い直しになりがちなためCaldigitなどの高級ハブも候補には入れていた(が、スリープ明けの挙動に課題があるような口コミを見て回避)。

色々見た結果、悪評がそんなになかったWAVLINKにした。通常の外部モニタ + DisplayLink x2で外付けディスプレイを3枚まで増やせるのでM3以前のMacユーザーにも嬉しいと思う。クーポン適用で¥21,000くらいだった。

デスクシェルフ

Grovemadeやamesobaなどはかっこいいけどあまりに高いと思ったので自分で作ってみることにした。カインズに行ってみるとご丁寧にこんなものを売っていた。

あらかじめカットしてあって色もついている。店頭に91cm x 20cmの板があったのでそれを利用した。

そのままでも十分だが、15cm x 10cmほど削り取ってモニターアームの支柱を避けるくぼみをつくった。カインズで買うと工作室がタダで使えるので、買ってその場で加工して持って帰れるのはいい。

トータル板、足となる金具、木ネジで総額で¥4,000いかないくらいだったと思う。

安いから躊躇なく改造できるのもいいポイント。いまは追加で棚板をつけてキーボード収納用に中間層の段を作ったりしている。

完成


もともとの装備品なども結構あるけど、挙げたものだけだと¥75,000で揃った。
予算的には十分納得、効能も十分得られているなぁと感じる。

おまけ

色が調整できるLEDテープを2系統貼った。

画面中央と周囲のコントラスト比が低減することで目の疲労軽減効果があるといわれている。が特に実感はない。あと、否めない若干のラブホっぽさね。

ワンルームなので寝室も兼ねているのだが、寝る時にこれつけてると意外と落ち着く効果がある。気がする。

木曜日の夜は

近所で"サイファー"っていう、輪になって即興ラップをしあう会的なやつが行われていて、それが自分のなかで時報というか木曜日の風物詩になっている。

 

私はもちろん横を通るだけで混ざったりはしない😂

でもあの輪が見えたら週末は近い

遠巻きに見るだけ終末徘徊

奪い合い疑い合い排外性

もう十分ですたい大概にせい

さぁ集まり輪になれ手のなる方に

サイファー見えたらああ木曜日

ガラケー

今週のお題「4月1日の思い出」

私が高校生のとき(1X年前)といえばガラケー全盛期・mixi全盛期であり、告白もEメールでというナウでヤングなご時世だったのですが、当時の"高校"といえば基本的には携帯を持ち込んではいけない聖域に指定されていることが一般的だったと思います。理由としては「授業中に携帯が鳴ると授業にならないから」「お段の文字を打つのに5回も同じボタンを押すのは時間の無駄だから」「3Gの電波によりIQが下がるから」など色々あったと思うのですがいずれにしても"携帯"というものが現代よりも奢侈品寄りというか必需品扱いされてない空気感がありました。今ではあんまりないことだと思いますが、「必要ないものは持ってくるな」という観念に基づき携帯の持ち込みが校則で禁止されている、というのが当時の高校あるあるだったと思います。

特に私がいた高校は近隣でも比較的校則が厳しいことで有名で、そんな環境下で校内で「携帯所持が発覚する」ということはとんでもない重罪扱いでした。即時没収は当然として400字詰め原稿での反省文・長時間の説教ご指導・場合によっては親の招集など幾重の手続きを経ないと返還されない圧政が敷かれておりました(どんくさい私は在校中4回も見つかり親にも招集がかかるなどした)。
そんな高校生活での苦い経験から「パブリックな場では携帯というのは細心の注意を払ってポケットから出さなければならない」という観念が私の中に染み付いていたのでした。

 

時は過ぎて大学に入学したあの日
入学式で隣になった子・ガイダンスで近くにいた子など色々な人と赤外線で連絡先を交換する儀式(なつい)を行うときも、周りに先生がいないか気にしながらちょっと悪いことをするような気持ちでポケットから携帯を取り出して、「もう心配しなくていいのに」と心のなかで苦笑いしたのをよく覚えています。大人になるにつれ制限も少しずつ解除されていきますが、その第一歩目を実感したものです。

たかが携帯の小噺なんだけど、自分の中ではちょっとだけ世界が広がった日のエピソード。14年前の4月1日のことでした。